探究宿泊研修「東日本大震災に学ぶ」~命を考える~
遺構は私たちに問いかける
震災時に目の前でおばあさんが自分は足でまといになるから置いて行ってくれと言われたらあなたならどうしますか?
私たちはおいていくべきではないと考えた。足でまといと決まった訳では無いし命に優劣はない。自分の命がないと人の命は救えないという考え方がある一方で助けられる命を見捨てたらその後悔は一生ついてくる。またそれが津波であったら骨は残らず遺族は二度と会うことができない。自分の近くの人を救うこと、助け合いこそが災害時に必要なことでありそれを東日本大震災の被災者も願っている。
しかしそれでも自分の命があってこそだという意見もあった。緊急時はもちろん周りの人も大切だが、自分の命があってこそだと思う。助かりたいと思っている人は助けるが、自分の命が最優先の時に自ら死にたいと思ってる人を助けるのはその人の覚悟を踏みにじってしまうと考える。
これは被災地に足を運んだからこそ考えるきっかけになった。あなたはこのことを考えたことはありますか?