12月9日 高1探究「街なかプレゼン期末テスト」
本校独自の探究カリキュラム「多摩市×多摩大聖」の二学期テストが先日行われたと記事にしました。
そこにもあった通り、今回のテストは二段構え。
高校1年生が多摩市についての学びを発表するのであれば、その評価は多摩市の皆さんにしてもらってもよいのでは。というアイデアから生まれたのが、この「街なかプレゼンテーション期末テスト」です。
会場は多摩センター駅のパルテノン大通り。
青い空と美しいレンガ造りの道に、生徒たちの発表ポスターが20枚並びました。
試験開始と共に、道行く皆さんに声をかけ、自分たちの成果を発表していきます。
生徒は5つのエリアのうち1か所を選択し、その地の課題発見のためのフィールドワークを繰り返しました。
多摩センター駅前で100人以上のアンケートを集めた班。団地にお住いのご高齢の皆さまにインタビューを繰り返した班。学芸員さんにアポを取り、街の歴史を学んできた班。市役所職員の方々と議論を繰り返した班などなど…。
自分たちのエリアで見つけた課題を8枚のスライドに見やすくまとめ、発表内容も原稿もすべて自分たちで用意しました。
9日の本番には、2時間で400名近い方が参加してくださりました。質疑応答を繰り返すうちに、理想の街についての議論が深まる場面も…。
今回の取り組みは多摩市役所との連携、多摩市の多くの大人との関係によって実現しました。
学びを深めることができるのは学校だけではありませんし、生徒たちを支えているのは街を含めた社会そのものです。
お世話になっている街を知り、その学びを街に還元する。生徒はお勉強とは違った学びを得て、街は活性化につながる…。こういったサイクルを体現する一つのきっかけとして、今回の街なかテストは素晴らしいものになりました。
三学期、さらには次年度以降も本校探究「多摩市×多摩大聖」に是非ご注目下さい。