A知探Qの夏「被災地に学び、防災について考える」
A知探Qの夏「被災地に学び、防災を考える」の講座です。
この講座は、被災地に思い入れのある、国語と生物の教員がタッグを組んで担当しました。
1日目のテーマは、「防災について考えよう」です。
複数ある災害備蓄倉庫を見学し、備蓄されているものの種類などを確認します。
用務員の方からもいろいろな工夫を伺いました。
新設の備蓄倉庫に入ったのは、この講座の受講者が初めてです!
2日目のテーマは「東日本大震災を知ろう」
今の中学生にとって、東日本大震災は2~4歳のときの出来事です。
特集が組まれた新聞記事を読んで、震災当時の状況や、避難生活について学びました。
実際に手を動かした学びも!
新聞紙を使って、避難所などで使えるスリッパを作ってみました。
新聞紙が1枚あるだけで、保温効果があるのがよくわかりますね。
3日目には、いのちをつなぐ未来館-うのすまい・トモス-とZOOMで繋がり、実際に震災を経験した語り部さんからオンラインでお話を伺いました。
震災当時、今の自分たちを同じ中学生だった方からお話を伺うのは、新聞記事で文字として読むのとは全く違った臨場感があります。
何よりも「自分の命を守る」ことの大切さを実感することができました。
今の自分たちにできることは少ないけれど、「知る」ことの大切さを実感してもらえたらと思います。
学ぶことで、心を寄せたり、小さなアクションを起こしたりできるはずです。
そして、自分がいつ被災者になるかが誰にもわかりません。
いつか来るその日のために、しっかりと備えておくことが大切です。
今回の学びが、これからの気づきや深い学びに繋がることを願っています。