調べ学習だけでは終わらない、体験を伴った探究学習が多摩大聖ヶ丘の探究「A知探Q」です。
放課後に中高の有志が様々な取り組みに挑戦している「放課後活動」、
教員生徒が全力で学びを楽しむ夏期探究特別講座「A知探Qの夏」。
そして、自分たちが生活する多摩地域をフィールドに、多くの発見を重ねていき、
代え難い経験を身につけるために始まるのが、高校生の「探究ゼミ」です。
毎日の授業と部活動、夜は習い事に、休日は部活の試合…
生徒たちは実に多忙です。
ここに『プラス』で探究活動をやろうとしても、
いい体験が出来るとは思えません。
そこで多摩大聖ヶ丘は、『水曜日の午後は高校生の探究ゼミのためだけ』に学校を使う大幅な時間割変更を行いました。
これにより、午後を自由に体験にあてることが実現します。
『マイナス』から生まれる確かな学び。
多摩大聖ヶ丘の「探究ゼミ」に是非ご期待ください。
2022年度からの新時間割
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これまでの活動
中高生が共に活動する
放課後特別活動
多摩市の危険なバス停調査
多摩市の若者の活動を支援する団体「多摩市若者会議」と協働し、
小さな子どもや、お年寄りの方々にとって危険なバス停を調査。
お世話になっている地元の皆さんが安全に・快適に暮らせる街づくりを手伝う活動です。
聖ラジオ
年に4回ほどFM立川にて生徒制作のラジオ番組を放送中。
学校の様子や中高生の感じるリアルな今を伝えるために、視聴者に楽しんでもらう企画の立案からBGMの作曲まで手掛けながら、真剣に番組作りをしています。
カンボジアスタディツアー
A知探Qの夏において開講された「国際支援」講座は、年間通して行われ、
3月には実際にカンボジアに行きました。(2019年)
現地の小学生との交流、途上国の生活を目の当たりにした経験は、
世界の問題を「自分ごと」として捉える上で本当に価値あるものになりました。
教員・生徒が同じ目線で楽しむ
「A知探Qの夏」
「教員も生徒も一緒に楽しむ」をコンセプトに学校全体で学びを楽しむ4日間の夏期探究型特別講座。
全教員がそれぞれに実施する探究講座では地域の方や外部講師も来校し、教員の趣味すらも講座のテーマに。
何事にも学びはあり新たなことを知る機会は無限に存在する。多摩大聖にはそんな思いを共有する、楽しさにあふれた夏があります。
講座紹介たまひじほいくえん
現役幼稚園教諭に指導を受け、教員の子どもを生徒たちだけでお世話しながら楽しませるための企画を立案・実行。「ママがいい…」とぐずる子どもと向き合う中で、心を惹くことの大変さと面白さを体験しました。
地域と社会と自分を愛す
私たちは小さな学校の強みを活かし、生徒一人ひとりと真摯に向き合い、その成長に寄り添ってきました。
そして、自然あふれる多摩市をフィールドに、地域とともにさまざまな学びを育んできました。
未来を生きる生徒たちが、社会を自分自身の手で豊かにしていけるようになるために。
創立当初から受け継いできたこの想いはそのままに、私たちはこれからの時代に求められる力の育成をめざします。
そこで、本校の教育理念をもとに今までの学びをさらに進化させた新たな取り組みをスタートさせています。
01 敬愛奉仕
多摩を考え、
行動する「探究ゼミ」
高校生の探究ゼミは、「多摩地域」の抱える課題や、より豊かな暮らしを実現するための新規提案に向き合い、「行動する」ことを目的として行われます。少人数で展開され、特性を持った教員が探究担当となり、市役所や地域の方々、多摩大学と連携して学びを深めていきます。グローバルな視点を持つことも大切ですが、まずは自分が日々暮らしている足元に目を向け、地域のために何かを還元することから始めてみる。成果が小さくなることも、失敗することもあるでしょう。しかしそれらはすべて「行動」による学び。次につなげればいいことです。多摩大聖の探究は“確かな自信”と“語れる経験”を手に入れるチャンスにあふれています。
02 自主研鑽
多摩大聖学びの夏
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アドバンス・ベーシック講座
中学1年生から高校2年生の全生徒を対象に、各学年4グレードに分かれて実施する既習内容の総復習講座。4日間×2クールで実施され、普段扱えない内容や実力テストの形式に慣れることはもちろん、数学と英語の基礎・基本の徹底が一番の目的です。実力テストの結果が良ければ学習に対するモチベーションが高まり、自学自習への姿勢が変わります。
放課後自主学習
放課後、生徒の学習の場を確保。大学生スタッフにわからない箇所やつまづいた部分のアドバイスをもらいながら自主学習を進めます。月曜日から土曜日まで、放課後ならいつでも参加できます。自分を磨き、自信をつけて、自らめざす目標に向かい、突き進んでもらうための意欲的で充実した環境です。
進路合宿
夏休み期間中に中学3年生と高校1年生それぞれの学習成績上位30名を対象とした3泊4日の合宿を実施。より自主的な学習の確立はもちろん、お互いに刺激し合い、切磋琢磨することで協働性を育成。今後の学校生活において学習のみならずあらゆる面でリーダー的存在になる学びを展開します。
キャリア教育
一人ひとりに合った進路をめざせるようサポートする本校では、卒業生との繋がりも進路指導の一環。高校1年生では卒業生の職場を訪問し、見学・体験するだけでなく高校・大学時代の話を聞くなど、学校生活に対するモチベーションを向上させる良い機会となっています。
03 健康明朗
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多様性の自覚
一人ひとりが自我を確立する青年期。それぞれが可能性を最大限に伸ばして自己形成を図るには、豊かな心を持ち、明朗で健康な人間であることが必要不可欠です。そのためには、身体を鍛えると同時に、豊かな経験を重ねることが大切です。小さな学校だからこそ柔軟に、枠にとらわれない生徒の発想を大切に、多様な行事を教職員・保護者が支えています。また、多様性を認め合い、協働性を育むには自分自身の中の多様性を理解することが第一です。
聖塾(ひじりラボ)
思春期の子ども、特に中学生の保護者の皆様と、子育てに関する悩みや新しい学びの本質について考える親のための学びの場「聖塾」を校長主催で行っています。状況を鑑みながら年に4~5回の開催を予定しています。
学校長 石飛 一吉
夏は赤く染まる夕空に浮かぶ
富士山のシルエット、
冬はダイヤモンド富士をのぞむこの地で、
世界の遠くまで想いをはせながら、
壮大な夢を一緒に語りましょう。
ぜひ、一度、聖ヶ丘の行事にご参加ください。
私たちがお待ちしております。
多摩市役所 企画政策部 企画課
企画調整担当主査
西村 信哉 様
多摩市は市内の大学や教育機関を地域資源と考えています。
これからの地域・社会課題は市役所だけでは解決できず、多世代多機関が協働・連携して取り組むことになるでしょう。
そうした時代に重視されるスキルは、他の誰かがではなく、自分事としてあきらめず挑戦する姿勢です。
地域を舞台にした探究の授業に一生懸命取り組んで経験できる失敗や手ごたえは、将来のキャリアにも役立つことでしょう。
いつか振り返って、あの日の多摩市での活動が自分のためになったと思ってもらえるようなチャレンジを応援しています。