小さな学校の大きな挑戦

たまひじりのA知探Q 学びの玉手箱!
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聖ヶ丘ニュース
校長

新年のご挨拶

在校生並びに保護者の皆様へ

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年は令和という新しい時代の幕開けでしたが,世界的な異常気象の中,日本でも猛暑,大雨,台風,地震など多くの自然災害が発生した一年でもありました。本校も台風19号などの豪雨と強風で校舎も大きな被害を受けました。これを受けて防災・減災の重要性をあらためて認識することとなり,新たな対応に取り組んでいるところです。

 さて,本年は東京オリンピック=パラリンピックイヤーであり,本校のグランドに隣接する道路が,7月25日(土)と26日(日),武蔵野の森公園(府中市・調布市・三鷹市)をスタート地点として静岡県の富士スピードウェイをゴール地点とする自転車競技ロードレースに使用されます。併せて,東京都からの要請もあり4月から始まる2020年度の1学期の学校行事を大幅に見直すことにします。また,7月27日(月)夕刻には,調布市の味の素スタジアムで開催される7人制ラグビーの試合観戦に生徒の皆さんをご案内することになりました。加えて,外国人観光客(いわゆるインバウンド観光)の増加も続き,多言語対応や異文化コミュニケーションなども含めて,いろいろな施策の推進や教育の充実が急がれています。

 また,大学入試センター試験をめぐる問題は結果的に先送りとなり,不透明感が増して来ましたが,教育においては時代の変革に併せた改革が必要なことに違いはありません。それを下支えするのは言うまでもなく基礎的学力であり,それをおろそかにすることはできません。

 来週末の大学入試センター試験から始まる一般入試に挑む30期生の皆さん,ぜひとも将来の可能性を広げるために,最後まで精一杯努力をしてください。皆さんの夢の実現を教職員一同,心より願っています。在校生の皆さんには,さらに「学ぶ楽しさ」と「学びに対する好奇心」を育んでください。さらに,一層の論理力と想像力を伸ばす必要があると考えています。それらの力の伸ばすためには,良質な読書が必要だと言われます。さて,「朝の読書」で読んでいる本はいかがでしょうか?

 ともあれ,学習に向けた真摯な姿勢や学習意欲を一段と喚起し,より良い学習環境となるよう,今年も引き続き努力・改革に取り組んで参ります。大学選抜試験に挑む31期生はもとより,さらに学習成果が上がるよう既成のプログラムについて,見直しに着手し新しい取り組みを導入しようと思います。

 今年も本校の教育活動全般について,さらなる皆様の積極的なご参加,ご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

                                     令和2(2020)年元旦 
                                       校長 石飛 一吉